入居が付かなくなった公団型共同住宅の再生

2022年9月に鳥取県で提案した共同住宅の再生計画.

老朽化した壁式コンクリート造3階建2棟24戸1567㎡, 昭和53年に建設された旧耐震建物.

壁量は十分にありそうだったため補強はほとんど不要と想定した上で, 計画上不要な構造壁を一部解体し, 壁で強固に区切られていた住戸内の部屋の一体化を試みた. これによって広い見通しの効いたLDKを確保している.

また鳥取県の賃貸住宅での収益はさほど見込めず, 既存建物の内装材も可能な限り活かすことで, 新築の5割程度の金額で再生する目標を設定した. 使えるものは使い倒す. 物を足していく空間構成ではなく, 引いていって残ったものを修繕して活用する「引き算の空間構成」を提案した.

前職時代の先輩である青山泰さんとのコラボ提案. スカイカラーズ一級建築士事務所+甲斐大器建築設計事務所

既存配置図

新規配置図

A棟既存住戸平面図

A棟新規住戸平面図

LDKイメージパース

個室1イメージパース

個室2イメージパース

バルコニーイメージパース

PAGE TOP