2022年12月20日に文化学園大学の奥村誠一建築再生ゼミにお呼び頂き, 特別講義とゼミ生のコンペ演習指導を対面でさせていただきました.
講義のタイトルは「時をまとう建築」
今回は私のキャリアとキャリアデザインを話すというお題でしたので, 学生時代から現在までの取り組み, 建築に対する姿勢などを整理して講義しました.
学生時代に追求した「場所性」や「集落」, 青木茂建築工房での建築「再生」の実績, 世界一周の旅で見た「時代を超えて生きる建築」の紹介など, 過去を掘り起こして反芻したので, 現在の自分がより整理されました.
↓学生時代の取り組み.
卒業論文「現代建築における場所性獲得の手法に関する研究」
卒業設計「THREAD -場所性獲得への試み-」
修士論文「半農半漁集落の生活空間の構造に関する研究 -浦と地方の関係性を中心として-」
大学で講義をするのは初めてで緊張しましたが, 講義後のゼミ生の感想文を読むと色んな刺激や思うところがあったようで, 「こんなにも自分の話を聞いて反応してくれるのか」と, 私も多くの気づきや想いが湧き, 良い経験になりました.
また, 講義の中で恩師である内田文雄先生と青木茂先生のことにも触れたのですが, 熱を持って
自分を教え育てて頂いたことに, 改めて感謝の気持ちを覚え, その恩恵を次の世代に引き継いでいかなければならないと想いを新たにしました.
ということで, 今後は学術的な活動や, 教育の活動にも欲張って取り組んで行きたいと思います.
最後に, この機会を与えてくださった奥村先生に感謝申し上げます.
ありがとうございました.